人は冷えるとどうなるのか・・・?
極端に言うと死ですね。

私は2歳の頃、体温が下がり過ぎて、死にそうになったことがあります。
と言っても、2歳だった筆者には全然記憶にありませんが・・・

ずーッと後で両親から聞かされた話です。
両親が言うには、〈はしか〉をこじらせて、何日も体温が下がったままで、平熱まで上がらず近所の人や近くの親戚たちも一様に「もう駄目だろう」・・とか話していたそうです。
 生まれた所は長崎の県の端っこの村で、とてつもなく田舎でした。
当時はちゃんとした病院も無かったので、本当に〈はしか〉だったのかどうかも疑わしいです。
とにかく成すすべも無く母親が、三日三晩添い寝をして、自分の体温で温めつずけてくれたお陰で、
45年間何とか元気に生きています。

お陰で、小学校を卒業するくらいまで、4人兄弟の内私だけは〈身体が弱い〉と言う目で両親には見られていました。
あの当時は冷え性だったのか、よく冬になるとしもやけが出来たり、風邪を引きやすかったりでした。

中学2年の夏休みにも、貧血のせいで立ち暗んで、1メートル位の高さから倒れこんだ事がありました。その時は軽トラックの荷台に乗せられて、5キロ位離れた町の小さな診療所へ運ばれましたね。
 頭を打ったらしく後頭部が少ししびれていましたが、腰と肘なんかもそれ以上に痛みがあったので、無意識に頭の強打を避けたのでしょう。
 気が付いた時は地面に倒れこんでいる自分を家族が心配と驚きの顔でのぞきこんでいました。
私は開口一番「どうしたと?みんな・・」
・・家族の誰かが言いました「やっと気が付いた」。

その日から、真夏だと言うのに5日間位クーラーも何も無い自宅で療養しました。
 
身体が弱いと言うレッテルをもうそろそろ外してもいい頃だったのに、もっと大きなレッテルを貼られた次第です。
自分自身では周りと比べて身体が弱いとは思っていませんでしたけど。

ただ、あの時、頭を打ったから・・今、馬鹿なのかな??
思えばどれも懐かしい思い出ですけどね。

自分の中では、そんな事は随分昔の事として、忘れかけて今まで何の関連性も無く、生活を送ってきました。ましてや「冷え性」について、自分の意見など世間様に公表するなんて・・・思ってもいませんでした。

人生って不思議ですね。一年半前
石原クリニック院長の「温めれば病気は必ず治る」と言う本の紹介文を 新聞の片隅で見かけたとき食い入るように見つめて自分の中で何かがぐるぐる回り始めたのを感じめたのです。
 それまで石原結實先生をテレビですら拝見した事が無かったのに、本を何冊か買って読みました。
内容と健康に対する理論がとてもシンプルで判りやすく、納得できる内容でした。
また今まで信じてきた自分の健康に対するする考えと世間の常識も含めて、あまりの違いに愕然としたりしました。

 自分にも何かできることは無いかな。


そんな事を思っている内にこのブログが出来ました。